誌面連載記事

『のりこのカウンセリングルーム』第五回(5月号)

くるサーチ。2005.5~

カードの保証人を知人に頼まれ、仕方なく承知してしまいました。

本人を信用するしかないのでしょうが、不安です。
良いアドバイスありましたら、お願いします。

そういうことは、きちんと判断して決めないと、後々、金銭トラブルとか、人間関係が壊れてしまったりとかが起きる可能性が高いですよね。まず知っていなければならないのは、保証人になるとは、「債務者が返せなかったら全額私が払います。」ということです。
と、そういうところは司法書士さんの領域なので、私はその不安に焦点を当てていきたいと思います。
そもそも、本人を信用するか自分が面倒見る意思が固まっていなければ保証人を引き受けたりはしないものです。なのに、仕方なく承知なさって、さらに、不安を感じていらっしゃるんですよね?
「仕方なく引き受けてしまう。」がまず問題。「頼まれると嫌といえないんです。」で、いつも人にあわせてしまいがちなのではありませんか?こういう人はよくいえば、協調性があり人のことを思いやる優しい人。日本の文化にはとてもよく適応していて、よい子。親切な人。という評価を得やすいタイプといえます。なのに、悶々と不安を抱えている。つまり、無理があるんですよね。過剰によい子であろうとしている自分はいませんか?断ったら嫌な人だと思われるに違いない。嫌われるのが怖い。などなど。知らず知らずのうちに自分の欲求や感情を押さえ込む。そういう思考の癖がついてしまっている可能性があります。
気がつきましょう、その協調性の中に、他人に任せれば責任は相手にある。思いやりの中に、相手の希望を優先させる代わりに、「失敗したら全部あなたが悪いんだからね。」といった依存性の高さや自己中心的な感情や計算も働いています。目先の「いい人」を演出しても結局は「はっきりしない人。」とか「調子がいいよな。ずるいな」なんて思われちゃう危険もあります。
あなたがノーといっても、あなたは嫌われたりはしません。相手の機嫌が悪いのはあなたのせいではないんです。あなたが犠牲にならなくても、自分のしたいことを主張しても誰もあなたを責めたりしませんよ。そう自分に言い聞かせて少しずつ練習してみましょう。