誌面連載記事

『ココロノオクスリ』VOL.5 なんでいつも悩んじゃうのかな?―心の仕組み、その3-

くるサーチ。2006.9~

人には役割ってあるみたいなんです。そして、それは運命的に決められたものなんかじゃなくて、無意識的に自分が求めていたりするんですよ。
「私っていつも同じような人間関係の問題にぶち当たるのよねえ。」なんて思ったことありませんか?
たとえば、恋愛なんかがわかりやすいんですけど、いつも似たようなタイプの人と付き合ってそして失敗していたりとか、友達に彼氏の愚痴を言っていて「あれ?これって前の彼氏のときにもあったな。」なんて思うこと。

私たちの人付き合いのパターンは幼少期に作られるといわれています。
おかあさんとか、おとうさんとか、長男とか、長女とか。まあ、お父さんやお母さんは、選んでなっているのでまたちょっと事情が違うけれども、家族の中でのあたえられた自分の役割が、それだということらしいんです。人は、一度ある決まった役割を取ると、それを強化して行こうとします。そうすることで、あらゆるかかわりを予測可能なものにしておこうとするんです。だって、楽だもの。
それがうまくいっていればいいんですよね、ところが、そうでもないことが多いんですよ。
たとえば、「お前はダメなやつだ。」と家族の中で言われ続けて、そういう役割を持ってしまったとしましょう。
でも、大人になるにしたがって、能力を発揮して結構な成功が目前に来ています。
そうすると、無意識のうちに「ダメな自分」がむっくりと沸きあがってしまい、みすみすその成功を逃してしまう。なんて具合です。
また、長女で「お姉ちゃんなんだから下の子達の面倒見なさい。」「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい。」なんて育ってしまうと、自分は二の次って感じの世話好きさんになってしまったりします。
そうなるとちょっと問題ですよね。みすみす幸せを逃してしまうんですから。

だから、「あれ?」が大事です。「変だぞ。同じ事やってるぞ。」そう気がついたら、それの発端はどこなのか考えてみましょう。そして、今、その生き方が有益かどうかよおく考えて、「だめだ、」と思ったらさっさと方向転換するべき、つまりパターンを変えるんです。みすみす自分を不幸にする必要はないんだから。
うまくできなかったり、よくわからない方はカウンセリングを受けてみてくださいね。