誌面連載記事

『ココロノオクスリ』VOL.20 催眠療法のこと3

くるサーチ。2008.4~

さて、今回が3回目の催眠療法のお話です。

前回2回にわたって、催眠っていうのは魔法ではありませんよ。というお話をしました。
誰でもが入ることができる状態(変性意識状態)の一つの形態に過ぎません。なのに、なぜ、なかなかすごい効果を発揮してくれるかというと、私たちが常には意識的に物事をこなしていて、無意識的行動には気がつかないからです(潜在意識と顕在意識)。というおはなしも前回にしましたね。だからついつい魔法のように思っちゃうんですね。
知らない私が出てくるとか、未来まで予測できるとか、悩みの答えがポンッと振ってくるような感覚を持っている方が多いように思います。
ところがどっこい、そうはいかないんですよ。(笑)
だって、潜在意識ったって所詮自分なんですもの。けれど、侮ってはいけません。なんたって自分のことが一番分からない。でも、自分のことは自分にしか分からないんですから。これはものすごい個人情報の巣窟です。
知らないうちに身に着けてしまった考え方や行動パターン。昔手に入れたときにはとても有効だったんだけど、今となってはなんだか自分にマッチしなくなってしまった考え方や行動パターン。そういうものが私たちを苦しめていることがとても多いんです。なのに、いつそれを手に入れたのか?どんな時にそれを使っているのか?ちっとも気がつけないんですよ。だって、潜在意識の中にあるんですもの。無意識的にひょいっと出てきて、勝手に引っ掻き回して、ひょいっと帰っていってしまうんです。
そして、賢明な私たちは意識の中を必死で探し回ります。でもないんですよ、そこには。
見つけ出す方法?「気づき」なんていいますが、それは、その不都合や悩みが、いつからだろう?そのときにはどんな感じがするんだろう?他に同じような気持ちを味わったことはないだろうか?なんていう、意識のうえにある事柄を検証していくんですね。だって、意識の壁は結構厚いから。そんな時良く働くのが催眠という方法だったりするというわけなんです。
忘れていた過去を検証したり。
潜在意識からのメッセージを受け取ったり。
信念を書き換えたり。
過去に行ったり、未来に行ったり。
あるいは、空を飛んだり、旅行をしたり。
自分を信じる力を育てていけるかなあ??きっと。
なんて、まだまだ可能性は広がります。いろんなことができるんです。