誌面連載記事

『ココロノオクスリ』VOL.16 まじめすぎる私たち?

くるサーチ。2007.12~

私はいつも思ってるんですよ「どうかご自分を大切にしてあげてください。」って。
ところが自分を大切にするって、もしかするととても難しいんです。ついつい我慢して無理をしてしまう。

私たちは生まれてからたくさんの経験をしてきています。
そして、とても頭のいい私たち人間は、物事の対処法を学習していきます。
その結果、まるでその方法が普遍的な法則ででもあるかのように信じ込んでしまっているなんて事が起きるんです。つまり考え方や、ものの見方が硬直してる状態です。
この状態にいると、どんどん自分を追い詰めるし、そのことに気がつけないことが多いんですよ。

そこで提案です。
問題なんてないはずなのに「うまくいかないな。」と感じているとき。
「でも、」「だって、」なんて風に悩みがどうどう巡りしているなと感じたとき。
どうか一回大きく深呼吸をしてみてください。
そして、その「でも」や「だって」で打ち消してしまったものを全部書き出してみましょうよ。打ち消すことなんて後でいつでもできるじゃないですか。
全部吐き出したら、「でも」や「だって」の後に来る言葉を紙に書いてみてください。
つぎに「だから」「そうすれば」に続く文章も作ってみてください。
こんな感じです。
<100点取りたいなあ。今度のテストで。>
<でも、頭悪いし、無理だなあ。だって、お父さんがいつもそう言うもの。>
<だから勉強してみよう。そうすれば、90点ぐらいなら取れるかも。>

<体がだるい。休みたいなあ。>
<でも、家事は私の仕事だし。だって、やらなくちゃいけないことだもの。>
<だから、家族に手伝ってもらおうかな。そうすれば、明日は元気になれるかも。>

まあ、これは単純な例なのですが。結構効果があるんですよ。
まず、「でも」、「だって」」は自分の中の思い込みや、無意識の制限がかけられていることが多いんです。「頭が悪い」って決まってるみたいに。
「だから」を使うことによって違った文脈に気づけたりします。「そうか、家族がいるじゃない。」なんてふうに。