誌面連載記事

『ココロノオクスリ』VOL.15 自分を解放してあげましょうよ。

くるサーチ。2007.11~

楽しいとか、おかしいという感情は、「一瞬だよ。」といわれても、すごく簡単に理解できるけど。悲しいとか悔しいっていう感情は、一瞬だと思っていない人が多いかもしれないですよね。
でもね、感情って科学信号だから、ポンと出てきてスウっと消えていくものなんです。
一瞬なんですよ。なのになかなかそう思えない。
それには理由があります。つまりずっと引きずってる感情っていうのは、それが処理されないゆえに、その状況を何度も何度も思い出して(replay)再生産されているんだって言うことです。
そう考えると分かってきますよね。
「たのしい!」は、結構肯定されている感情です。だから表現できる。そして消えていくんです。
でも、悔しいとか、悲しいとかっていう感情はついつい押し込めてしまいがちなんですよ。そして、それをずーっと出さないから…。なんどでもreplayされて、一瞬とは思えなくなる。
「いい子でないと認められない」と思うから、いい人の自分だけをみて、そうじゃない自分を押し込めてしまう。そうすると、落ち着かなかったり、イライラしたりする。
それを押し殺すからなかなかその感情から抜けられなくなる。
たとえば、サイダーの泡。ぽつぽつ出てくる。そして消える。でも、ラップしちゃったら出るとこなくなるでしょ?
出てくるもの、湧き上がってくるもの、思い、感覚、アイデアやイメージ、それがなんでもいいから、追っかけない、捕まえない、あるがままにでてきたら出てくるままにしておくんです。
それは、誰彼かまわず当り散らすと言うことではなく、感情をぶつけると言うことでもなく。
「楽しいなあ。」って、ほくそ笑んでスキップするみたいに。
悔しいなあ。腹立つなあ。恨んでるなあ。いやになったなあ。疲れたなあ。とか、いやな自分の感情も、「そう感じているなあ。」って、手にとってあげるということなんですけどね。
「嫌な自分」「そんな子供じゃあるまいし。な自分」もあなたに見てほしいと思っているかもしれないでしょ。
「見て」「わかって!」って言っているのに、見ないふりしているから、症状がでてくるじゃない。