誌面連載記事

『ココロノオクスリ』VOL.14 頑張りすぎてクタクタになっている貴女へ

くるサーチ。2007.10~

好きな仕事をしているはずなのに、なんだか最近だるくって。
「私っていったい何をしているんだろう。」気がつくとただ涙が止まらない。
そんなあなた。
子育てに追われ、家事に追われ、必死で日々を過ごして、
ふと鏡を見たら疲れ果てた表情の自分。
「誰にもほめてもらえないのに馬鹿みたい。」なんてため息が出てしまうあなた。

子供のころから、よい子で、成績もまあまあで、親の期待も大きくて、そして、その期待に応えようと、いつも必死で頑張ってきたあなたへのメッセージです。

「頑張らなければ自分じゃない。」「勝たなければ意味がない。」と、一生懸命自分を奮い立たせて、努力は必ず報われるはずと信じて、他人の評価や会社の期待に応えようと必死で頑張ってきたのに、最近になってテレビでも雑誌でも、「頑張らないで。」なんて言い出して。挙句は負け犬扱いされたり、オバさん扱いされる始末。バブルがはじけてリストラされたおじさんと同じじゃないか?何でこんなに苦しいんだろう。
こんな30代、40代の女性が増えています。子供のころから常に勝つことを期待され、他人の評価で自己を認識することしか自己確認の方法を持っていないのが原因かもしれません。
なのに最近十分に評価されなくなってきていたり。あれもこれもと頑張るあまり、クタクタになって、本当は何が好きなのか、何がしたいのかそんなこともわからなくなってしまっていたりしませんか?

残念ながら、子供のころから勝つことだけを要求されて来た身には「私は私」なんて考えることってとってもつらいものです。だって、自分の価値を他者との勝負で、他人からの評価でしか認識できないんだもの。
勉強や仕事は、自分の努力が報われるものだし、自分でコントロールできますよね。でも、家事や育児はそうはいきません。
ないですか?「こんな亭主要らない。」「こんな子ならいらない。」なんてついポツリとつぶやいてしまったこと。
人は疲れてくると、心も身体も固まってしまいます。
「絶対いや。」「みんな分かってくれない。」「全部うまくいかない。」
この。「絶対」「みんな」「全部」これが曲者です。
ああ、疲れているな。必要以上に頑なになっているな。と言う証拠です。

ほら、思い当たる方、結構多いんじゃないでしょうか?
本当は、人生って自己を実現するのが目的で、それは他者に勝つとか、負けるとか、承認とか賞賛なんて、そういった相対的なものではないはず。本来、人生を豊かにしてくれるものというのは、勝った負けたという結果ではなく、欲しいという欲求のために努力をする、そのプロセスだと私は思うんです。結果や評価はあとでついてくるもの。付録のようなものです。

女は強い。まだまだ行ける、やり直せる。もっと豊かに、もっときらきらと輝いて。
「こんなこと言えない。」なんて我慢しないで。素直になって、自由になって。
どうか、カウンセリングを受けてみてください。
カウンセリングは、自分と対話して、解決策を見つける場所です。
たまってしまった不全感、流す場所のない涙、やりきれない思い。どうか吐き出しに来て下さい。