誌面連載記事

『ココロノオクスリ』VOL.11 元気になる心の話その3

くるサーチ。2007.5~

心と身体は私たちが思っている以上に深くかかわっています。
お腹がすくとイライラするとか、よく眠ると明るい気分になるとか。
恋をするときれいになるとか、心配事があると胃が痛くなるとか。
ちょっと考えただけでも、身体が心に、心が身体に影響してることってたくさんありますよね。ほら、「病は気から」なんていう言葉もあるじゃないですか。

まさにこんなふうに、私たちの心と身体はお互いに影響しあっているんです。
これにはちょっとした理由があります。私たちの身体の自律神経系と、記憶、学習、情動といった、つまり心が、脳の同じ場所で制御されているからなんです。

だから、このストレス社会と言われる荒波を渡って健康に生きていくためには、心と身体の関わりに注意を向けることが大切というわけです。
人は緊張したままでいられません。かならず緩むことが必要になります。
日々の生活の中で、ついつい見過ごしてしまいがちな身体の感覚、心の感覚に気がついていってあげることで、恒常的に溜め込まれた緊張を緩めリラックスをすることが可能になります。

ほら、脳はイメージをするとそれが本当に起きているかのように認識してくれるから…。

さあ、身体への気づきの第一歩です。
一人でできるリラクセーション。やってみてください。

楽な姿勢で軽く目を閉じます。
あぐらでも、ソファに座っても、はたまたベッドに横になってもいいんです。
そしてゆっくり呼吸を繰り返してください。
そして自分の呼吸を感じたら、楽な呼吸を探してください。
気持ちよくなる。ゆったりと落ち着ける呼吸を探し、それを繰り返していきます。
肺に空気が入ってくる感じとか、出て行く感じとかそういったものにも気づきながら。
ほんの2,3分でいいんです。
自分の身体に気がついていく第一歩です。